まな板のメンテナス
-サンドーペーパーを使ったしっかりお手入れ編-
ご家庭でもできるサンドペーパーとオイルを使ったメンテナンスの方法を動画にまとめました。
枯白のまな板に限らず、木のまな板全般に共通して参考にしていただけます。
じっくり解説をしたため長い動画になりましたが、下記の時間リンクからご覧になりたい箇所をピックアップしてご覧ください。
長く愉しんでいただけるようご参考になりましたら幸いです。
はじめに
・安定感のあるテーブルで作業してください。
・木の粉がでるのでマスクやエプロンなど必要に応じてご用意ください
準備するもの
◆サンドペーパー(紙やすり)
#180番、#320番(400番でも可)、耐水ペーパー#600
◆オイル
植物性の乾性油(エゴマ油、クルミ油、アマニ油など)
もしくは木工用オイル(人体に無害のもの)
をご使用ください。
あったらいいもの
◆「木片や消しゴムなど四角く持ちやすいもの」
ペーパーを面で当てることができます。
◆「滑り止め素材の手袋」
木を持つ時に安定します。手の負担をやわらげます。
(素手で作業しても問題ありません。)
◆「ポリ素材などの使い捨て手袋」
オイルを塗る際に手が汚れません。
(天然のオイルは素手で作業しても問題ありません。)
◆「新聞紙など敷紙」
オイルを塗る際に作業台の下に敷きます。
工程1
#180のサンドペーパーで「根気よく」磨きます。
*オイル塗装のメンテナスのみの方は「行程2」から行ってください
ペーパーを手で持ち作業しても問題ありませんが、木片などフラットなものにあてがって
作業すると木の面を凹ませることなく磨くことができます。
「木目に沿って」磨いていきます
木の表面にオイル塗膜があるまな板は、ペーパーにオイルが詰まります。
その場合は、「ペーパーの使う位置を変える」「詰まった塗膜を削り取る」「取り替える」
などして、「根気よく」磨いていきます
工程1ー2
全体にペーパーをあてることができたら、さらに目の細かい
#320サンドペーパーで磨きます。
*塗膜を剥がし切るのではなく、薄くして馴染ませることができれば「行程2」へ
「木目に沿って」、さらに表面を磨いていきます
側面も磨き、手で質感を確認しながら
全体に磨けたことを確認し、次の工程へ
工程2
オイル塗装をします
表面の粉をしっかり落としてください。
*オイル塗装のみのメンテナンスの方はこの工程からはじめてください。
*作業台にオイルがつかないように、下に紙などを敷いて作業してください。
木の棒を敷き、少し浮かせて作業します
木目に沿って、全体的にオイルを塗ってきます。
*塗り過ぎも、塗り足りないのも良くありません。
厚塗りは乾燥にも時間がかかります。
塗りすぎると、後で木の導管からオイルが噴き出してくることがありますので、
その場合こまめに拭き取るようにしてください
工程2−2
#600番の耐水ペーパーで磨きます。
*耐水性を持たせたペーパーです。
オイルを塗りながら使用できます。
オイルを塗布した状態で、耐水ペーパーでやさしく磨きます。
力をいれすぎず、やさしく、全体に磨いてください。
*強くこするとペーパーの黒い粒子が木の導管に入ってしまう可能性がありますのでご注意ください。
できあがり
おつかれさまでした
仕上がり後は風通しの良い場所(日陰)で自然乾燥させてください。
枯白のまな板はフックが付いているので吊るして乾燥がおすすめです。
オイル塗布後1〜2日は木の導管からオイルが出てくることがありますので、
こまめに拭いて木にベタつきがなくなってからご使用ください。
こうして味わいを増しながら、自分だけの風合いのまな板に育てる気持ちで
愉しんでご使用いただけましたら幸いです。
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